悪化させたくない「寝違え」の正しい対処法

頭・首のお悩み

朝起きた際に首が痛い。このように寝違えは誰もが一度は経験したことがあるかもしれません。
寝違えは、就寝時の姿勢だけが原因ではありません。疲労や腕の使い過ぎなどの影響もあり、長引かせると悪化する可能性があります。

今回の記事では、久が原駅前通り整骨院の古知屋悠二院長に寝違えに関しての基本的な特徴や対処方法を解説していただきました。もし寝違えたかな?と思ったら際は、本記事を参考にして、早めのケアを心がけていただけたらと思います。

記事協力(敬称略)
久が原駅前通り整骨院
院長 古知屋悠二

【所有資格】
柔道整復師

寝違えは病気の一種!?その症状とは

朝起きると、首の後から肩にかけて急に痛みが出ていることがあります。これは「寝違え」と呼ばれるもので、外傷(ケガ)ではなく、首の周囲の筋・腱・筋膜などの急性炎症です。「寝違え」とは一般的な総称で、軽い病気と考えられています。

この症状は首が痛んで一定方向にしか動かせないこともあり、仕事や家事などの活動にも影響が出ます。強い痛みで寝不足になったり、頭痛や背中の痛みにまで及ぶことも少なくありません。

症状が悪化すると頚(首)を支える筋肉が硬くなり、痛みだけでなく違和感が慢性化したり、頭痛、めまい、しびれなど病気につながる原因になります。

「寝違え」による炎症の5つの徴候

寝違えで炎症を起こしたときの、5つの代表的な特徴をチェックしましょう。

  1. 発熱(局所に熱を持つ)
  2. 発赤(局所が赤くなる)
  3. 腫脹(局所が腫れる)
  4. 疼痛(局所が痛くなる)
  5. 機能障害(発熱・発赤・腫脹・疼痛)で動かなくなる

寝違えたかも?寝違えの判断チェックリスト

次は寝違えかどうかの判断目安になるチェックリストです。急に首の痛みが気になった。そんな際は下記に該当しないか確認してみましょう。

  • 朝、起き上がって首が動かせない。
  • 急に首を動かしたら、首が痛くなった。
  • 局所が熱をもっている。
  • 姿勢が悪い(猫背・足を組む)
  • 首・背中がハリ・痛みがある。
  • いつも冷えている(血行不良)
  • 疲れがぬけない(朝目覚めがある)
  • 内蔵の疲れ(胃もたれ・食欲がない)

当てはまるものが多い人ほど、要注意です。

寝違えの原因

寝違えの主な原因は、睡眠時の姿勢です。不自然な姿勢で眠り続けると一部の筋肉が阻血という血液の供給が不足の状態に陥り、部分的にしこりになります。

通常は無意識に寝返りを打って、首に負担がかからない体勢に戻りますが、寝ている場所が狭かったり、枕が合わないと不自然な体勢のまま眠り続けてしまうことがあるのです。もし、過労や泥酔状態で寝返りが打てないと、長時間に渡って首まわりの筋肉に負担をかけて寝違いを起こすこともあります。

また、内蔵の疲れや痛みが原因となって、睡眠中の姿勢が偏ったり、寝返りが少なくなり寝違えることもあります。

寝違えたら揉んではいけない! 注意点と応急処置とは

寝違えたときの対処法の大切なポイントは患部を安静に保ちながらケアすることです。急性期で痛みが強く腫れや熱感がある場合はアイシングが重要です。氷などで15分ほど冷やしましょう。冷やすことで痛みが和らぎます。

痛みや腫れが引いたら、首や背中の筋肉の緊張を取ります。また、首まわりの筋肉を温めて血行をよくすると、寝違えや肩こりの予防になります。ただし、セルフマッサージは行わないほうがいいでしょう。患部に負担をかけて症状を増悪させる原因になることがあるため、整骨院など医療機関で治療を受けることがおすすめです。

寝違えたらどこを受診すればいいの?

整形外科ではレントゲンで骨の異常を確認し、消炎鎮痛剤などの薬を処方してもらうことできます。

痛みが強い場合は、痛み止め(局所麻酔薬)の注射をする場合もがありますが、痛みが軽減しても根本的に治るわけではなく、再発する可能性があります。しかし、症状が強いときは、まず整形外科を受診するのが合理的です。

スマイルアンドサンキューグループ院では整形外科専門医と連携しているので急性の痛みから慢性化まで幅広い対応が可能です。整骨院では姿勢のチェックや検査を通してしっかりと原因を探して施術にあたります。身体のトラブルは早期発見と早期治療が症状改善の大きなカギとなります。トラブルや不調を感じてる方は是非一度、整骨院でご相談ください。

寝違えの診断と治療

寝違えの診断は、最初に問診にて寝違えの原因を突き止めます。

整形外科では、レントゲン画像で骨の変形など、寝違いの原因となる病気の可能性を診断し、必要に応じて内服薬(消炎鎮痛薬や筋弛緩薬)、外用薬(鎮痛消炎効果の湿布)を処方します。痛みが強く、首の動きが大きく制限される場合は、局所麻酔薬の注射を打つこともあるでしょう。

整骨院の場合は、当院の診断と治療を例に解説します。

    1. まずは寝違えの局所​に強い​痛みがあるかを確認します。痛みがあり、腫れや熱感がある場合はアイシングを約15分行い、炎症を軽減させます。さらに、必要に応じてホームケア でのアイシングの指導も行います。ちなみに準備するものは、保冷剤、氷、冷湿布などです。保冷剤や氷を使うときは、タオルに巻いて使いましょう。
    2. 炎症が起こっている場合は、痛い部分を触らずに骨盤や姿勢を診て、痛みの元となる原因を探して治療を行います。さらに、再発しないように治療を進めながら、より健康な身体づくりを目指します。
    3. 急性期は電気刺激によって原因を調べ、痛みを和らげたり、首の動きをスムースになるように調整します。
    4. 治療は手技をはじめ、ブロック療法と呼ばれる骨盤矯正や、体表への刺激療法であるSP療法、テーピング療法、耳ツボ療法を行います。

基本的に寝違えは、そのままにしておいても徐々に治りますが、1〜2週間痛みが続いたり、頻繁に寝違える場合は、医療機関で治療を受けましょう。

寝違えを繰り返す人の特徴と対処法は?

寝違え繰り返す原因は人によってさまざまですが、、睡眠時の不自然な姿勢で首の筋肉に負担をかけてしまう場合が多いようです。

睡眠時に不自然な姿勢になる原因をチェックしてみましょう。

  • 寝相が悪い。または寝返りをしない
  • 枕の高さが合っていない
  • 首に炎症が起きている(頚椎の関節炎)
  • 疲労や泥酔が原因で不自然な姿勢のまま眠ってしまう

​寝違えたときの対処法の基本は安静にすることです。痛みが強かったり、腫れている場合は、前述した通り保冷剤や氷でアイシングをしましょう。また、痛み強いときは炎症が起きているので風呂や飲酒、マッサージなどは控えることが大切です。血流が良くなると痛みが増して悪化することがあるので要注意です。

寝違え予防にいい習慣とは

筋肉がコリなどで硬くなっていると寝違えを起こしやすくなるため、毎日湯船に浸かって身体を温めることは寝違えの予防になります。入浴のコツはぬる目のお湯にゆっくり浸かること。38〜40度くらいのお湯に少なくとも15分​〜20分は入りましょう。もし、もっと長く入っていられるなら30分くらいがおすすめです。ゆっくり身体を温めると副交感神経が優位になり、リラックス効果も高まります。

熱めのお湯のほうが温まるという人もいますが、身体には常に体温を一定に保つ、ホメオスタシスという働きがあり、急激に身体を熱くすると体温を下げる機能が働きます。このため熱い湯船に入ると湯冷めしやすくなるのです。

また、十分な入浴時間が取れない場合は分割浴がおすすめです。
分割浴とは短時間の入浴と浴槽から出て休息することを繰り返し行うもので、40〜42度の湯船に3〜5分入浴したら休息をして、また湯船に入ります。これを3回繰り返せば9分間入浴したことになり、一回で10分間湯船に入るよりも、9分間の「分割浴」のほうが身体への負担を減らせるのです。分割浴は心拍数を急上昇させることがなく血流量をアップさせるため、湯冷めしにくいと言われてます。
入浴後は、筋肉が温まって柔軟になっていますからストレッチでさらに身体をほぐすチャンスです。ただし、痛みが強いときは炎症が悪化しているため、湯船に入ったりストレッチをすることは避けましょう。

寝違えの原因になる睡眠時の問題とは?

睡眠時の不良姿勢の原因には、高さが合わない枕や重過ぎる布団が挙げられます。枕や布団が身体に合わないと窮屈な姿勢になり、寝返りの回数が減るため寝違えが起こりやすくなります。特に枕の高さが合わないと首への負担が大きくなります。毎朝、起きたときに首に痛みや違和感があるなら、寝具を確認しましょう。

寝違えの正しい対処法まとめ

寝違えは、基本的には安静にすることで自然に治る症状です。しかし、強い痛みや腫れ、熱感がある場合は対処が必要です。

【緊急時の対処法】
まずは患部を冷やすことが重要です。冷やすことで炎症が和らぎます。ホームケア では氷水を入れたビニール袋や保冷剤をタオルで巻いて痛みのある部分に当てて15分くらい冷やして様子をみることを試してみましょう。

【冷やしても改善しない場合】
冷やしても痛みが治らない場合や痛みが強まった際はできるだけ早めに整骨院で診てもらいましょう。炎症症状は3日目がピークになると言われてます。痛みがひどくなる前に早期治療をすることがおすすめです。

スマイルアンドサンキューグループの整骨院では、寝違えの悩みなどにも対応しております。しっかりと問診を行い、痛みをの根本改善から再発防止までの治療プランをご提案いたします。また最新鋭の機器なども設置しておりますので、痛みを早期に改善したい方は、ぜひ相談してもらえたらと思います。

良くある質問 

寝違えに湿布は効果がありますか?

 

鎮痛消炎効果があるため痛みは和らぐはずです。しかし、炎症が強い場合は安静にすることも大事です。また、氷や保冷剤などでアイシングで冷やすこともおすすめです。

 

寝違えはどのくらいの期間で治りますか?

通常1〜2週間で痛みは落ち着きます。​寝違えは2〜3日目に痛みが強くなる傾向があるため、痛みを早めに取り除きたい方は早期治療を行うことをおすすめしております。

 

記事協力(敬称略) 
久が原駅前通り整骨院 
院長 古知屋悠二

【所有資格】
柔道整復師
記事監修(敬称略)
本城久司
スマイルアンドサンキュー株式会社統合医療教育研究センター長
京都府立医科大学大学院泌尿器外科学客員講師
医学博士(京都府立医大)

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