肋間神経痛の特徴とは?身体の片側や背中の痛みが出たら要注意!

背中・腰のお悩み

肋間神経痛の特徴とは?身体の片側や背中の痛みが出たら要注意!

 

特に思い当たる原因はないのに、身体の片側や背中が痛むなら肋間神経痛や帯状疱疹(たいじょうほうしん)かもしれません。

 肋間神経痛は疲労やストレスが続くと発症しやすく、特に女性に多い症状の一つです。一方、帯状疱疹は身体の片側に症状が現れるのが特徴で、最初にピリピリとした痛みを感じ、その後、発疹や水ぶくれが帯状に現れます。帯状疱疹は原因不明と診断されることも多く、そのまま痛みを我慢している人も少なくありません。しかし、この症状に大きな病気が隠れている可能性はゼロではないのです。 

この記事では、見つけづらい症状だからこそ知っておきたい基本的な特徴や原因を戸越銀座駅前整骨院・鍼灸院の牧迫院長に解説していただきました。いざというときの早めの対処に役立てましょう!

記事協力(敬称略) 
戸越銀座駅前整骨院・鍼灸院
院長 牧迫光朗

【所有資格】
柔道整復師

肋間神経痛とは

肋間神経痛」とは病名ではなく、肋骨に沿って走る神経が、何らかの原因で痛む症状の総称です。肋骨に沿った部分や、背中などに電気が走るような痛みが急激に出るのが特徴です。

肋間神経痛のよくある症状

肋間神経痛にはいくつかの特徴があります。以下の症状が一つでも続く場合は専門医に相談しましょう。

  • 咳、くしゃみ、深呼吸で脇腹が痛む 
  • 脇腹や背中がズキズキ・ピリピリする
  • 前かがみや寝返りを打つと身体に響く 
  • ストレスや疲れが溜まると痛みが出る
  • 痛みで呼吸がしづらく感じたり、痛みで身体が丸まってしまう

のほか、痛みに波があったり、身体の痛む部分が頻繁に変わることや痛み止めがあまり効かない場合もあります。

肋間神経痛の痛みが出やすい部分と、痛みの特徴

肋間神経痛はほとんどの場合、上半身の右半身か左半身どちらかの片側だけに症状が出るのが特徴です。その名の通り肋骨と肋骨の間の肋間で、肋骨の下側に走る神経に沿って痛みが出ることが多いといわれています。

また、肋間神経は胸椎と胸椎の間から出てくる神経のため、背中にも「ズキズキ・ピリピリ」とした痛みが出ることがあるのです。場合によっては横になるだけでも痛みが出て、夜間でも座って眠るしかないほど痛みが強くなることもあります。

帯状疱疹も肋間神経痛!?

肋間神経痛の代表的なものにヘルペスの1つである「帯状疱疹」があります。「水ぼうそう」と同じヘルペスウイルスが原因で、子供の頃に水ぼうそうにかかったことがある人は身体にヘルペスウイルスが残ってしまいます。このウィルスは、健康なときは身体に隠れていますが、免疫力が低下すると症状が現れるのが特徴です。

 帯状疱疹を発症すると、最初は皮膚の表面がピリピリ・チクチクと痛み、数日すると水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に現れます。発疹が出た場合、3日以内に病院を受診して抗ウイルス薬を服用しないと、ウイルスを抑えることが難しくなり、タイミングが遅れると長く神経痛に悩まされることにもなりかねません。

日本の成人の9割はヘルペスウイルスを持っているといわれ、約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。

肋間神経痛の原因と種類

肋間神経痛は二つに分けられます。一つは原因がはっきりしない「特発性肋間神経痛(一次性肋間神経痛)」もう一つは帯状疱疹のように原因がはっきりと分かる「症候性肋間神経痛(二次性肋間神経痛)」です。

一般的に肋間神経痛は原因がわからない特発性肋間神経痛が多く、帯状疱疹のほか「変形性脊椎症」や「胸椎椎間板ヘルニア」、「胸椎圧迫骨折」、「脊椎腫瘍」などがあります。これらは脊椎に何らかの原因があったり、肋骨骨折や肋骨の腫瘍が影響したものです。 骨折や腫瘍が原因であれば診断はスムースですが、横になって眠るのが辛いほど痛むことがあり、ほかにもストレスや免疫力の低下が原因に挙げられます。

肋間神経痛は何科を受診すればいいの?

肋間神経痛の症状に当てはまり、動くと痛みが増す場合は、整骨院や鍼灸院、整形外科を受診しましょう。また、動きでは痛みに変化がない場合は内科を受診し、水疱や発疹が出ている場合は皮膚科を受診します。 また、整形外科と整骨院や鍼灸院が提携している医療機関であれば治療の幅が広く、さまざま症状に対応できます。もし、整形外科のレントゲンで異常がなかった場合でも、整骨院・鍼灸院では筋肉や神経、ツボへの治療で痛みを緩和できるのでおすすめですよ。

診断方法と治療の内容

肋間神経痛が疑われる場合は、まず「特発性肋間神経痛」なのか「症候性肋間神経痛」なのかを病院で診断してもらいましょう。 検査の結果、肋骨の骨折やヘルニアが原因ならケガをした部分の治療をしながら鎮痛剤を併用します。

 帯状疱疹の場合は、抗ウイルス薬を使ってウイルスの増殖を抑えます。この場合は、発疹が出てから3日以内に抗ウイルス薬を服用することが重要です。特発性肋間神経痛で原因がハッキリしない場合は、ストレスや身体の歪み、コリを解消すると症状が抑えられることがあるので。鍼灸院・整骨院に相談しましょう。 最近の整骨院では「ハイボルト治療」という神経症状にアプローチする治療方法もあります。「ハイボルト治療」とは神経に電気刺激を与えることで、痛みの閾値(痛みを感じはじめる境界)を高めたり、痛みを感じにくくするものです。短期間で複数回治療を続けるとより効果が上がります。

肋間神経痛のリスク

肋間神経痛と同じく肋骨まわりに痛みが出る病気には「狭心症」や「心筋梗塞」もあります。どちらも心臓の病気で、突然胸部に強い痛みが出るのが特徴です。もし痛みが強い場合は迷わず救急車を呼びましょう。 また、背骨や肋骨にガンが転移して痛みの症状が出ることもあります。 また1度症状が改善しても神経痛が残る事があります。これは神経が筋肉より治るスピードが遅く、時間がかかるためです。 高齢になると骨が弱くなり、圧迫骨折が起こりやすくなったり、身体を支える筋肉が衰えて姿勢が悪くなるため、肋間神経痛が出やすくなります。

肋間神経痛の予防

原因がわからない肋間神経痛は、身体の歪みが影響している場合が多いといわれています。たとえば長時間のデスクワークで猫背になったり、机に肘をついて作業をすると身体が歪んで神経が圧迫されたり引っ張られたりして症状が出てしまうのです。

普段から正しい姿勢を心がけることが重要だということですが、身体を支える筋肉(インナーマッスル)が弱ると、正しい姿勢を保つことが難しくなりますこうしたインナーマッスルの弱化は、ヨガやピラティスをゆっくりとバランスをとりながら行ったり、同じ姿勢を長く続けず、意識的に身体を動かして調整する習慣で予防することができます。

肋間神経痛を見極めるポイント

肋間神経痛を疑う症状がある場合は、まず医師や鍼灸院・整骨院の先生に相談するのがおすすめです。肋骨周辺をぶつけるなど、痛みの原因が思い当たらないときを以外は要注意です。

もし、身体を動かして今までにはない肋骨周辺の痛みや、じっとしていても急に肋骨周辺に電気が走るような痛みを感じ、それが二日以上続くなら医療機関に相談したほうがいいでしょう。

胸まわりの痛みには心臓の病気の可能性があり、命に関わる場合もありますから、気になるなら早めに受診してください。検査を受けて心臓の病気ではないとわかっただけでも一安心できます。日頃から相談できる医師や、鍼灸院・整骨院の先生をみつけておくことも大切ですよ。

肋間神経痛まとめ

肋間神経痛は50代以降の女性に多い症状で、ストレスや免疫力の低下でも発症することがあります。日頃から猫背や、同じ姿勢が長く続くことでも発症リスクが高まるということでしたね。また、帯状疱疹も肋間神経痛の原因の1つであり、投薬で症状を抑えることができます。ただし、胸のまわりの痛みは心臓の病気や腫瘍転移などのリスクもあるため、まずは検査を受けることが大切です。気軽に相談できる病院や鍼灸院・整骨院をみつけておくと、いざというときに安心ですよ!

よくある質問

 

3日前から右胸下の肋骨あたりにズキズキ、キリキリとした痛みが起こります。 右向きで横になったり、息を吸うときも痛みが走ります。 痛みがある部分に少し発疹のような赤いポツポツもありますが肋間神経痛でしょうか?

肋間神経痛の可能性が高いです。発疹が出ているなら帯状疱疹も考えられますから皮膚科で診てもらうといいでしょう。  

 

息を吸うと左胸の下あたりがズキっと痛みます。 昨日は左胸裏側の背中も痛みましたが、 今は背中の痛みはあまりありません。 胸の下あたは昨日よりも痛いのですが、このまま 痛みが引かない場合は何科を受診すればいいですか?

何もしなくても痛いなら内科を受診しましょう。動いて痛みが出る場合は整形外科や鍼灸院・鍼灸院・整骨院がおすすめです。

記事協力(敬称略) 
戸越銀座駅前整骨院・鍼灸院 
院長 牧迫光朗

【所有資格】
柔道整復師
記事監修(敬称略) 
本城久司 
スマイルアンドサンキュー株式会社 統合医療教育研究センター長 
京都府立医科大学大学院 泌尿器外科学 客員講師 
医学博士(京都府立医大)
 

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